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海外で飲食店を開業したい人が知っておきたいこと

日本を訪れる外国人観光客に旅の目的を聞いた際、「和食を食べに来た」と答える人が増えたそうです。「和食」がユネスコ文化遺産に登録されたこともあり、今や日本のブランドといえるほど、世界中で日本料理への関心が高まっています。外務省の調査によると、海外にある日本食レストランの数は9万件に及ぶ勢いで増え続けており、今後もますます人気が拡大すると見込まれています。このブームに乗って、海外で飲食店を開業しようと考える方も少なくないでしょう。ここでは、海外で飲食店を開業する際に知っておきたいポイントを紹介します。

海外で飲食店を開業するには?


海外で飲食店を開業するには、以下のような点を確認する必要があります。

 

現地の法律や規制を確認する

同じ飲食店でも、どの国に出店するかによって事情が異なります。登記や開業に必要なライセンス取得方法など、まずは出店しようとする国の法律や規制を確認する必要があります。 また地域によっても慣習に差があるかもしれません。開業をめざす国に応じて情報を収集しておきましょう。

ビザの取得

日本人が海外で働き、生活をしてゆくには、就労ビザの取得が必要です。国によって取得に至るまでの難易度も変わってきますが、言葉の壁以上に、就労ビザの取得が障害となるといった声もしばしば聞かれます。就労ビザの取得が年々厳しくなっている国も少なくないため、弁護士や海外での企業に詳しいエージェントに相談しながら進めていくのが良いでしょう。

従業員の確保

従業員の募集も早くから気に留めたいポイントです。現地で従業員を採用する場合、日本人と異なる価値観を持ち、言語も異なる方々へ教育をしてゆく必要がありますから、その国の文化を学ぶことは非常に重要です。また、その国で定められた労働時間や休暇取得、労働条件に関するルールを調べ、現地労働者の環境や給与水準、仕事へのモチベーションを把握しておくことが従業員を定着させるために重要となってきます。日本料理店の出店が多い地域では、日本語や英語を学習している現地労働者が増えてきていますので、上記を踏まえて開業計画を立てましょう。

仕入先の選定

日本の食材を使いたい場合、現地で調達することも可能ですが、価格が高く、類似品が多いため採算が合わないといった問題が生じることがあります。仕入先の確保は、お店の経営に大きな影響を及ぼすため、念入りにリサーチを重ね、仕入先を自ら開拓してゆくことが重要です。

 

海外での飲食店開業で失敗しないためにやるべきこと


海外で飲食店を開業して成功することは、とても難しいことです。失敗をしないためにも、以下のことは開業前にキチンと行っておきましょう。

事業コンセプトの明確化

国や地域によって差はあるものの、日本と同様、飲食店業界は店舗同士の競争が激しく、味はもちろん、独自のコンセプトがなければなかなか繁盛しません。開業にあたっては、どのような顧客に対し、どんなサービスを提供するのか(事業コンセプト)を明確にしておくことが大切です。

現地調査

例えば「アメリカで開業する」と計画していても、アメリカも地域によって客層や競合店の数、物価も違えば、開業を許可されるエリアと開業できないエリアがあったり、はたまた治安の良し悪しも様々です。日本食店が界隈に多い方が現地民に受け入れられやすい反面、界隈にない地域の方が新鮮さから繁盛することも考えられます。お店を出す地域をリサーチしながら、その地域に合う料理修業や情報収集を行いましょう。

 

資金調達

開店資金の調達方法としては、国内または現地で投資家を募る方法、現地の知人・友人に融資を受ける(共同経営者を募る)方法以外にも、日本国内の金融機関を通じて融資を受ける方法も選択肢の一つとして挙げられます。ただし、永住権保持者でなければローンが組めないなど、融資は条件がある場合も。まずは融資を受けられる条件を知っておきましょう。

海外で飲食店を開業するには、上記に紹介した以外にも様々な課題をこなしてゆかなければなりません。日本食レストランが急増する最中、競合店に負けない独自の業態を展開してゆく必要もあるでしょう。海外での開業を目標としている人は、ぜひ早い段階から知識を深め、現地の動向をリサーチしてみてはいかがでしょうか。

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