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飲食業界の職種にはどんなものがある?

一概に飲食業界といってもその中にはたくさんの職種があります。実際に料理を作る人はもちろん、料理をお客様に届ける人、お店の経営を考える人など、「食」という共通項はありますが、職種によって求められる資質や能力も変わってきます。食にまつわる職種にはどのようなものがあるか、代表的なものを紹介していきましょう。

 

 食にまつわる職種の数々


食にまつわる職種には、以下のようなものがあります。

◆ 料理人

食にまつわる仕事と聞いてまっさきに思い浮かぶのは、料理人ではないでしょうか。料理人は扱う料理やポジションによって、シェフ(料理長)と呼ばれたり、コック(料理人全て)と呼ばれたり、板前(日本料理の料理人)と呼ばれたりなどさまざまです。料理人はメニュー開発を担うこともあり、料理を作る技術に加え、発想力が求められることもあります。

◆ パティシエ

パティシエとは、フランス語でケーキ職人や菓子職人を指す言葉です。パティシエは洋菓子を作る職人に対して用いられ、和菓子職人とは区別されます。洋菓子をおいしく作るには、材料の計量や温度管理、時間管理など細かな気配りが要求され、なおかつ美しく飾り付ける美的感覚も不可欠です。

◆ 栄養士

栄養士は文字通り「栄養」に関するプロフェッショナルです。食べ物を通して人々が適切な栄養補給ができるよう指導する職業で、医療機関、学校、スポーツ関連施設、老人福祉施設、研究機関などさまざまな場所が活動のフィールドになります。

◆ 飲食店の店長

飲食店の店長は、お店の運営をマネジメントする責任者です。店を滞りなく営業させるために料理人やアルバイトといったスタッフのシフトを管理し、売上や家賃、光熱費、人件費といったお金の計算もしなければいけません。新たなメニューの開発やスタッフの採用・育成など、常に一歩先を読み、店舗全体を見る視野の広さも求められます。

◆ エリアマネージャー

担当のエリア内にある店舗を定期的に巡回し、お店の売上や雰囲気、スタッフの勤務態度などを確認します。その上でもっと良い店舗となるよう、扱うメニューの変更を促したり、スタッフの教育を行ったりします。また本部と店舗の情報を受け渡しすることも重要な仕事。本部の方針を現場に浸透させ、現場の声を本部に報告するという役割も果たすことになります。

◆ 商品開発、販売促進

飲食店や食品メーカーでの商品開発、販売促進の業務に携わる選択肢もあります。新商品を開発する部門や、販売を促進する部門、小売店への営業を行う部門、実際に商品を生産する工場を管理する部門など数多くの職種があり、それぞれの適性や希望に応じて必要なスキルが異なります。

◆ 料理の先生

料理好きが高じて料理教室を開くという方もいます。開業資金が少なくて済む自宅で開く方法や、機材の整ったキッチン付きのレンタルスペースで開く方法などがあります。
開業ではなくとも、大手料理教室のスタッフとして働く方法もあります。

 

 

食に関する仕事に就く人ってどんな人?


これまで挙げた職種を見てもわかるように、食に関する仕事と一言で言っても中身は多種多様です。そのため、自分はその中で何がやりたいのか、何が向いているのか見極めることが必要です。まず職種それぞれについての特徴を学び、自身の特性をいくつか挙げてみましょう。

食べることが好き、食に興味がある、接客が好きという要素のいずれかさえあれば、飲食業界へ進むきっかけとなるでしょう。

また、食は流行のサイクルが早いので、新しいものが好きで常に流行のアンテナを張っている人は向いているかもしれません。自分は好奇心が強い方だ、という人には飲食業界はオススメです。

食に関する仕事は数多くあります。自分の性格ややりたいことを考慮した上で、どんなふうに食とかかわっていきたいのか、具体的なイメージを描いていきましょう。

向上心はお客様との出会いから。バーテンダーの仕事

おしゃれで大人な雰囲気漂うバーカウンターでお客様をもてなすバーテンダー。バーテンダーと言えば男性をイメージする方も多いかもしれませんが、最近では、バーのスタイルも多様化していることから、女性バーテンダーへの需要も高まっているようです。

お酒を作る、提供するだけではなく、さまざまなスキルを求められるバーテンダーの魅力と目指し方について紹介していきます。

バーテンダーの仕事内容

バーテンダーの主な仕事は、カウンター席に立ち、お客様の好みに合わせたお酒(カクテル・ワイン・ビールなど)を作って提供すること。そして、その場を有意義に過ごしていただくために、お客様とコミュニケーションを取ることも大事な仕事のひとつです。

特にカクテルの場合には、数百、数千種類もあるレシピの中から、お客様が求めているものをヒアリングして作っていきます。

他にも、カクテルの材料となるお酒類の発注や在庫管理、お店の開店準備、店内清掃、売上管理などを任せられる場合もあります。

また、新しいカクテルレシピの考案やお客様との接客技術の向上にも余念がありません。どんなお客様が来ても満足していただけるよう、常に学び続ける姿勢が求められます。

 

バーテンダーの仕事の魅力 

それでは、バーテンダーの仕事の魅力とは具体的にはどのような点なのでしょう?

◆自分の作ったカクテルが褒められる喜び

お客様の要望に応え作ったカクテルが褒められたり、感謝されたりと、お客様に心から満足するお酒、サービスを提供できた時の喜びは、バーテンダーにとって、何にも変え難いものです。

 ◆リピーターになってもらう喜び

「先日作ってもらったお酒をもう一度飲みたくて」、「あなたと話がしたくて」など、自分が作るお酒やトークを目当てに繰り返し来店するお客様が増えると、仕事に対するモチベーションに繋がります。

こうしたお客様にもっと喜んでもらいたいという気持ちが、評価につながることも魅力の一つです。

◆いろいろな人と出会える

バーには、さまざまな世代、職業のお客様が訪れます。お酒とお客様との会話を通じ、これまで知らなかった世界の話題に触れるようになり、自分自身の興味・関心を広げる機会が得られることもあるでしょう。

バーテンダーは資格が必要? 

バーテンダーの仕事に就くために、特別な資格を取得する必要はあるのでしょうか。実際にバーテンダーとして活躍する方々の中には、無資格でバーテンダーの仕事を始める方も少なくありません。しかしながら、バーテンダーに求められる基本的な知識と経験を証明するものを持っていた方が、就職に有利と言えるでしょう。

例えば、日本バーテンダー協会が実施する検定試験に合格し、資格認定証を取得するのも一つの方法です。

バーテンダーの仕事は、深夜にまで及ぶこともあるため、体調管理が重要視される仕事とも言えます。その一方で、お客様との出会いを通じたくさんの喜びを得られる仕事でもあり、経験次第で自分のお店を持つことも夢ではありません。お客様とのコミュニケーションが好きな方にとって、特にやりがいを持って働ける職業なのではないでしょうか。

食に関する資格はどんなものがあるの?

食に関する民間資格は数多くあり、資格の種類によっては、就職、転職で有利に働くなど、さまざまな分野において活躍の幅を広げられる可能性があります。では、食に関する資格とはいったいどのようなものがあるのでしょう?

 

食に関する資格の広がり


食品衛生や生活習慣病の予防、食育など、私たちの健康を大きく左右する「食」に対する意識が高まる中、食に関する資格への関心も高まっています。
こうした背景もあり、新たに食に関連した資格が続々と誕生しており、受験者も増加傾向にあると言われています。
これから勉強を始めようとする方にとっては、資格の種類が多すぎてどれを受験したら良いか悩んでしまうかもしれませんが、食に関する資格は大きく分けると、調理に関する資格、栄養に関する資格、食育に関する資格の3つに分類されています。

同じような名称でもそれぞれ内容や活躍できる分野が異なるため、違いをよく把握しておくことが大切です。

◆ 調理に関する資格

調理に関するあらゆる知識、技能を有していることを証明する国家資格として、調理師、製菓衛生師、専門調理師、調理技能士などが知られています。
いずれも厚生労働省が実施する国家試験を合格する必要があり、試験では、食品の栄養、衛生管理、調理法、関係法規など幅広い知識を問われる他、実技試験(調理課題)が課されるものもあります。
資格取得後は、レストランをはじめとした飲食店や病院、福祉施設、給食センターなどでの調理や、メーカーでの食品開発など様々な分野での活躍が期待できます。

◆ 栄養に関する資格

一人一人の健康状態に合わせ、適切な食生活が送れるよう栄養の面から専門的なアドバイスをする職種として栄養士または管理栄養士が挙げられます。
管理栄養士は、栄養士の上級資格として位置付けられており、病気や障害を持つ方に対する栄養指導も行っています。
どちらの資格も厚生労働省所管の国家資格であり、合格後は飲食店や食品メーカー、病院や福祉施設、給食センターなどでメニュー、献立作成や栄養指導等に従事することができます。

◆ 食育に関する資格

誰もが健康な食生活を送れるよう、食に関する正しい知識や調理方法をアドバイスする職種として、フードコーディネーター、フードアナリスト、食生活アドバイザーなどが挙げられます。
いずれも民間資格ですが、カルチャーセンターでの食育教室の講師、健康食品やレストランのプロデュースなど、さまざまな分野での活躍が見られます。

 

私たちの健康的な暮らしを支える「食」に関わる職種は多岐に渡っています。
調理の技術をもっと磨きたい、専門的な視点で栄養管理ができるようになりたい、食の魅力をたくさんの方に知ってもらいたい……など、自分の得意分野や興味・関心を広げていきたい方は、ぜひ食に関する資格試験に挑戦みてはいかがでしょうか。

料理人に向いているのはどんな性格の人?

料理人の仕事は、日夜キッチンに立って、お客様のためにおいしい料理を作り続けること。
はたして料理人に向いているのはどんな性格の人なのでしょう?

ここでは料理人に求められるスキルと性格について、考えていきましょう。

 

料理人に必要なスキル


まず料理人として認められるにはどのようなスキルが必要でしょう。
職人的要素の強い職業だけに、求められるスキルのレベルは高く、常に腕を磨き続けることが要求されます。

◆料理に対する知識

当然のことながら、料理をする人はどのようにすればその料理が作れるのか、レシピを知っていなければなりません。
材料は何を用意すればいいのか、分量はどれくらいか、それをどういう手順で、どういうふうに調理していけばいいのか…。
レシピが頭に入ってないとお客様から注文を受けても料理は作れないわけですから、まず前提として料理に対する知識が豊富にあるということは重要です。

それと同時に持っていたいのが、食材に関する知識です。
おいしいものを作るためには食材の特徴や個性を把握していなければいけません。
この食材はいつが旬なのか、新鮮なものはどうやって見分けるのか、どんな食材と相性がよくて、どんな食材と組み合わせてはダメなのかといった、それぞれの食材の本質を知ることで、その食材の持つおいしさを最大限に引き出すことができるようになります。

◆調理の技術

レシピを知っているだけでは料理は作れません。料理人は自ら手を動かして料理を作ります。
食材を切る、炒める、煮る、焼く、混ぜる、つぶす、盛り付ける、などひとつの料理を作るにも、さまざまな技術が必要になります。
きちんとした技術が身に付いていないと、限られた時間内に料理を作っていくことはできません。

特に料理長を目指す人は、実際に手本を見せてそれを部下に覚えさせるという指導も必要になってきます。
そのために必要なのは、やはり技術。技術を身に付けるためには、とにかく地道な鍛錬を繰り返すことしかありません。

◆コミュニケーション能力

料理人はひとりで黙々と作業しているように見えますが、実際は違います。
特に大きなお店では料理長を頂点とした組織が作られていて、各自がしっかり役割をこなすことで料理が滞りなく提供されるという協働システムができあがっています。

その中で必要なのはお互いの意思を的確に伝えあえるコミュニケーション能力。
たとえ小さいお店でも料理人はフロアスタッフと連携をとらなければならないわけで、コミュニケーションをおろそかにすることはできないのです。

 

料理人に向いている性格とは


では料理人に向いている性格とは、一体どのようなものでしょう。

 

◆向上心がある

料理というのはどこまでいっても「これでいい」ということのない奥深い世界です。
「もっとおいしい料理を作りたい」「これまで食べたことのない料理をお客様に味わってほしい」、目の前に広がる無限の可能性を無視するのではなく、もっともっとという向上心を持って努力していける人こそが料理人として大成する人でしょう。

◆集中力がある

料理人は、ひとつではなく同時にいくつもの料理を作らなければいけないこともあるでしょう。それぞれの料理に必要な作業をおろそかにすることなく、集中して行える性格が望ましいです。

◆忍耐力がある

一人前になるためには、下準備のための単純作業をひたすら続けなくてはいけないケースもあるでしょう。
一人前になっても、神経を使った細かい作業を毎日こなします。そしていずれは、後輩を根気よく育てるという苦労も生まれてきます。それらが苦にならない性格、もしくは忍耐強い性格を持っておきたいものです。

 

料理人は、技術や知識など自分の持っている能力がダイレクトに仕事に反映されます。そのため自分の成長にこだわり、こつこつと努力し続けられる人こそがこの職種に向いていると言えるのです。

飲食店の店長の仕事とは

「自分でお店を切り盛りしたい」というのは飲食業界で働く人にとって大きな夢。しかし実際にお店を切り盛りするためにはたくさんの業務があり、さまざまな技能を会得していなければなりません。ここでは日々飲食店の店長が行っている業務の内容と、店長だからこそ味わえる喜びについて解説していきます。

 

飲食店店長の仕事内容


飲食店店長の仕事内容は、以下のように大きく3つに分けられます。

◆ 売上管理

まずはお店の運営にかかわる金銭の管理があります。日々の店舗売上を中心とする収入の部分、材料費、光熱費、店舗の賃料、社員やアルバイトの人件費といった支出の部分。これらを計算し、営業計画を立ててゆきます。収支がマイナスならばどのようにしてお客様の来店を促進させるのか、どうやって利益率を上げてゆくのか、その改善の手段を考えるのも店長の仕事です。

◆ 在庫管理

食品を扱うということは鮮度や賞味期限の問題からは逃れられません。お客様に料理を提供するために、過不足なく食材を調達する必要があります。少なすぎては提供できませんが、多すぎても腐らせてしまったり新鮮な時期を逃してしまいます。
何を、いつ、どのくらい仕入れればお店がうまく回るのか、来店数やオーダー数の想定から計算する必要があります。

◆ スタッフ管理

お店を運営するためにはスタッフが必要です。調理スタッフは何人必要か、ホールスタッフは何人必要か、そのうちアルバイトでどれだけ補うのか…など、スタッフの管理は店長の大きな仕事だと言えます。
日常的なところでは、スタッフの意向を聞きつつシフトを組むという仕事があります。また、お店を辞める者がいれば新たなスタッフを募集し、面接し、補充していきます。同時にスタッフには教育を施し、ひとりひとりの生産性を高めていくことも店長がやらなければならない業務です。

店長のやりがい


仕事の幅が広い店長という職種。しかしその大変さと与えられる責任の裏側には、それと同じくらい喜びややりがいがあります。

◆ お客様の反応をダイレクトに感じることができる

飲食店の特徴のひとつとして、お客様の反応がダイレクトに伝わってくるというのがあります。おいしい料理を出せばお客様の喜ぶ顔が見られるし、お店の雰囲気が良ければ足しげく通ってもらえます。「料理、おいしかったよ」「いい店だね、また来るね」――自分ががんばったことで、そんな感謝の言葉をもらえたときは店長冥利に尽きることでしょう。

◆ マネジメント能力が身に付く

店長は、人を管理し、お金を管理し、在庫を管理して毎日お店を回していきます。ときには急な欠勤や仕入れのトラブルなど想定外の事態が起きることもありますが、それらを乗り越えていくうちに危機管理能力やマネジメント能力、リーダーシップや決断力など多くの能力が身に付いているはずです。

◆ 経営者の視点が身に付く

実際に店舗を運営していくうちに、どうすれば利益が増えるか、どのようなスタッフがお店を成長させるか、競合店舗の動向はどうか、将来どのような店舗を目指すべきかなど、より経営に寄った視点が身に付いてゆきます。見方を変えれば、お店はひとつの企業体であり、店長は会社の社長と同じ位置にあると言えます。経営者としての視点が身に付くことで、今後自身が独立して店舗を持つ際にもきっと役立つことでしょう。
店長という職種はけっして楽な仕事ではありませんが、それと引き換えに人間として大きく成長することができます。また、お店の責任者としてお客様からの感謝の言葉、賛辞の言葉を直接聞くことができます。飲食店の店長は、仕事にやりがいを求める人にとって、大きな手応えを与えてくれる職種だと言えるでしょう。

料理長の仕事とは

料理長とは、厨房で実際に料理を作っていく料理人のトップで、西洋料理店ではシェフと呼ばれる存在です。店長がお店の経営部門における責任者だとすると、料理長はキッチン内を管理する調理部門の責任者と言えます。そんな料理長の仕事内容と、仕事におけるやりがいについて解説していきます。

 

料理長の仕事内容


料理長は自ら調理をする以外にもたくさんの仕事があります。代表的なものは次の5つです。

◆ 料理の品質の維持向上

料理長はお客様に提供する料理に責任を負うことになります。特に大事なのが、出される料理の質が常に保たれるよう品質をチェックすることです。いつでも同じ料理を提供するためには、どんなスタッフでも同じ料理を作れるよう指導・教育していく必要があります。また、レシピやマニュアルの作成を進め、全員がお店の味を共有していける環境を作ることも料理長の仕事になります。

◆ 提供スピードの管理

レストランのキッチンというのは常に戦場のような状態です。お客様の注文が入ってからいかに待たせず料理を提供できるか。熱いものは熱く、冷たいものは冷たいままでお届けできるか。どのメニューを先に、どういう順番で調理していくか。その進行を管理するのも料理長の仕事。常に迅速に料理を提供するためには、普段から厨房内のチームワークを磨いておくことが大事です。

◆ 新規メニューの企画

お店でどんなメニューを提供するのか、料理長は店長や厨房スタッフと協議しながら決めていきます。新たなメニューを開発したり、既存のメニューの見直しをしたり、お客様に飽きられないようにするための工夫をします。季節ごとに旬の食材を使った料理を出すお店も最近は増えてきました。新規メニューが決定したら、厨房スタッフにレシピや作り方について指導していく作業が必要になります。

◆ 原価管理

料理長はお客様に提供する料理の原価管理も任されています。いくらで仕入れた食材をどれだけ使って、いくらで販売するのか。食材は天候や災害などによって日々原価が変動します。それらをチェックしながら、時には仕入先を変えたり、もしくはメニューの中身を変更したりといった判断も必要になります。

◆ 衛生管理

飲食店で一番やってはいけないのは衛生面の管理の甘さから、病気や食中毒などの症状を引き起こしてしまうことです。そのため料理長はお店の衛生管理に関しては徹底的に注意していなければいけません。食材や調味料の管理はもちろん、店内の清掃が行き届いているかどうかの確認、さらにスタッフの衛生に対する意識の啓発など、確認すべきことは数限りなくあります。

 

料理長のやりがい


常に厨房で先頭に立って調理の指揮を執る料理長にとって、やりがいとはどのようなものでしょう?

◆ 努力した分だけお客様から評価される

前述したように料理長の仕事内容は多岐にわたります。それらの努力は、お客様から「料理がおいしい」「居心地の良いお店だ」といった評価を受けることで実るでしょう。飲食の現場は、感謝の言葉を直接受けられる機会も多いものです。直接の言葉でなくとも、食事中の笑顔や、再来店される様子を見るだけでも、努力をしたかいがあったと感じられるはずです。

◆ 新メニューや料理内容など自分が中心となってプロデュースできる

お店の全体像をプロデュースするのは店長かもしれませんが、お店の主役である料理に関しては料理長の意見が大きく反映されます。どんな料理を、どのように調理してお客様にお出しするか。「これを食べるためにここに来た」「このお店に来たらこれを食べなきゃ」と言われるような看板メニューが誕生すれば、お店の人気に拍車がかかります。それを産み出せるかどうかは料理長の腕にかかっています。

◆ 経験を積めば独立の可能性も

料理人というのは包丁一本でのし上がっていける職人の世界。その腕が評判になれば有名店からのヘッドハントもありますし、さらにその先には独立開業も視野に入ってきます。オーナーシェフになれば、メニューからお店の内装、お皿の選択から接客マナーに至るまですべて自分の好きなように決定することができます。
料理人は努力次第によっては、理想を実現させられる自分の城を持つことが可能なのです。

 

料理長は仕事もハードで日々のプレッシャーは厳しいかもしれませんが、料理人の中でも特に活躍が期待されるポジション。やはり料理の道を志すのなら、トップを目指してがんばりたいものです。

飲食業界のスーパーバイザーの仕事内容とは

飲食業界の仕事は、自分自身でお店を経営したり料理をしたりすることだけではありません。飲食に関する店舗をチェーン展開している企業に入り、複数の店舗を担当しながらそれらのお店を成功に導く職種がスーパーバイザー(SV)と呼ばれるものです。その仕事内容とやりがいについて、ここでは解説していきます。

 

飲食業界におけるスーパーバイザーの仕事内容


スーパーバイザーはエリアマネージャーと呼ばれることもあります。
一定の地域内にある複数店舗を担当し、それらの店の店長やスタッフと協力しながらお店の売上を上げていくことがミッションです。具体的な仕事内容を以下に挙げていきます。

 

◆ 各店舗の売上の管理、売上向上のための施策提案

スーパーバイザーにとって重要な役割は、各店舗の売上を管理しつつ、客観的な視点からお店の売上向上のためにアドバイスをすることです。売上向上のためには各店舗に有益な情報を流したり、店舗を訪問してスタッフとミーティングの場を持ったりとさまざまな手段があります。

また、専門的な立場から、お店の運営方法、接客マナー、メニュー構成などについて助言を送ることもあります。

担当するエリアにおける商圏分析(人口や、年代・性別などの割合、交通量、生活スタイルの特徴など)や、商圏分析を元に、エリアごとに適したマーケティングを実施するのもスーパーバイザーの仕事です。

◆ 本部とのパイプ役

定期的に店舗を巡回するスーパーバイザーは、現場と本部をつなぐパイプ役も務めなければいけません。本部の方針を各店舗に理解してもらう一方で、現場スタッフの意見やアイデアを本部へとフィードバックさせることが求められます。

この機能がうまく働いていないと、本部と各店舗の間に齟齬が生まれ、店舗の運営がうまく回らなくなるケースがあります。スーパーバイザーは本部とも各店舗の店長とも緊密にコミュニケーションがとれる能力が必要です。

◆ スタッフの教育

スーパーバイザーには各店舗のスタッフを指導していく教育的役割を担うことも期待されています。店長を集めて経営のノウハウの研修を行ったりすることはもちろん、店舗スタッフに本部の方針や哲学を教え込むことも業務の範疇です。店長や店舗スタッフの成長をうながすことで、結果的に全体の売上は増加していくことでしょう。

◆ クレーム対応

担当エリアの店舗からSOSが出れば、どんなことであってもそれを解決するのがスーパーバイザーの仕事です。例えばお店の対応、提供した料理などについてクレームが入ることもあるでしょう。クレームへの対応は、一歩間違うとお店の存続を揺るがす大きな事態に発展する恐れがあります。スーパーバイザーはお店を運営しているスタッフに代わってクレームに対応する場合もあり、事態を収束させる役割も任されています。

 

スーパーバイザーのやりがい


常にフットワーク軽く、お店を巡回しているスーパーバイザー。彼らはどのようなやりがいを感じながら仕事に臨んでいるのでしょう?

◆ マネジメント能力が身に付く

通常、スーパーバイザーは店長職の次のステップとして就任するケースが多いようです。つまり店舗経営に必要な接客、売上管理、人事管理といった能力をさらに高いレベルで要求されるのがスーパーバイザーであるとも言えます。より高次元で、よりダイナミックなマネジメント能力が身に付くことは間違いないでしょう。

◆ 売上に貢献できる

スーパーバイザーはある意味、おせっかいが仕事です。スタッフ教育で悩んでいる店長がいれば相談に乗り、ライバル店の出現で売上が落ちた店舗があれば一緒に対策を考え、自分たちの強みをうまく発揮できない店舗があれば手取り足取り指導する……そんな自分の努力が数字(=売上アップ)というわかりやすい結果で見えるのがスーパーバイザーという仕事の面白さです。

自分の考えた施策でお店の売上が伸び、なおかつ店長から感謝の言葉をもらえるという喜びは、一度味わってしまえば他に変えられないものがあるはずです。

 

スーパーバイザーは各店舗の状況と本部の状況、両方を把握して戦略を考えていくという重要な職種です。高度なコミュニケーション能力、コンサルティング能力、トラブル解決能力、情報察知能力、軽快なフットワークなど多くの能力が要求されるだけに、やりがいも大きい仕事だと言えるでしょう。

飲食店を開くにはどんな準備が必要?

自らオーナーとなり実際に飲食店を開くには、どのような準備が必要なのでしょう。開業のために必要な行動は主に以下の4つにまとめられます。ひとつひとつ解説していきましょう。

 

飲食店の開業に必要な資金を集める


まずは当然のことながら、開店のために必要な資金を集めましょう。自己資金でまかなう、親族や知り合いからの借り入れで対応するという方法もありますが、それ以外にも下記のような方法があります。

◆ 公的融資

国や地方自治体などの公的機関は、開業を志す人たちを支援するため、融資制度を設けています。代表的なものでは日本政策金融公庫、商工組合中央公庫などがありますが、都道府県や市区町村などの地方自治体でも融資を行っている場合があります。さまざまな融資商品が存在し、その内容も頻繁に変更されるので、こまめに関係機関のホームページをチェックしましょう。

◆ 助成金

ある一定の条件を満たしていると、返済義務のない助成金を受け取れる場合があります。助成金を支給しているのは、厚生労働省、経済産業省といった国の機関から、地方自治体、非営利法人などさまざまです。ただし助成金を受け取るためには事業計画書を提出し、審査を通過する必要があります。どのように事業を展開する予定なのか、細かくシミュレーションしておきましょう。

 

店舗の立地を考える


お店をどこに構えるかは重要な問題です。単純に人通りの多い人気エリアに出店した方がいいように思われますが、そのぶん賃貸料がかかります。お店はどのような人たちをターゲットにしていて、どのような価格帯の料理、営業時間、形態で営業するのか、具体的なイメージを思い浮かべ、それに適した立地場所をリサーチしましょう。

 

飲食店の開業時に必要な資格を取得する


飲食店を開く際には、お客様に安全な食品と安全な場所を提供していることを保証するため2つの資格取得が必要です。ひとつは「食品衛生責任者」の資格で、これは各都道府県の食品衛生協会が開催している講習会を受講することで得られます。

もうひとつは「防火管理者」の資格。こちらは一般財団法人日本防火・防災協会の講習会を受けることで受理されます。店舗または建物全体の収容人数が30人以上の飲食店を開く場合には、この資格を持っていなければなりません。

いずれも、資格の保有者は経営者本人ではなく、従業員でも構いません。開業までに従業員を一人以上選任しておく必要があります。

 

飲食店の開業の届け出を行う


店舗も決まり、開店準備が整ったらお店をオープンするための申請を行いましょう。

◆ 営業に関わる届け出

まず保健所に申請して「食品営業許可」をもらいます。深夜に酒類を提供する場合は、出店する地域の警察署に「深夜における酒類提供飲食営業開始届出書」を提出することも必要です。さらにお客様の接待をする店舗の場合は「風俗営業許可」をとることも忘れてはいけません。

◆ 設備に関わる届け出

店舗または建物の収容人数が30人を超えるお店を開業するには「防火管理責任者選任届」が必要です。また火を使用する設備を設置する際には「防火対象設備使用開始届」の提出も行います。どちらも提出先は消防署です。

◆ 税金に関わる届け出

個人として開業する際には、個人事業主として商売をはじめることを通知するため、管轄の税務署に「個人事業の開廃業等届出書」を提出します。開業届を提出することで節税効果の高い青色申告を行えるようになります。

◆ 雇用に関する届け出

お店で従業員を雇用する場合は、必ず労働保険(労災保険・雇用保険)に加入しなければいけません。所管の労働基準監督署に「保険関係成立届」、さらに「概算保険料申告書」を提出、次に所轄の公共職業安定所に出向き「雇用保険適用事務所設置届」「雇用保険被保険者資格取得届」を提出する義務があります。

 

いくつかの資格や許可を取得する必要はありますが、飲食店は資金さえ手元にあればかなり自由にスタートさせることが可能です。それゆえ本人がどのような技術やキャリアを持っているか、やりたいお店のイメージがちゃんと見えているかといった要素が重要になってくるでしょう。

フランチャイズの飲食店開業のメリット

コンビニエンスストアやファストフード店・ラーメン店・居酒屋・書店・不動産販売業・清掃業者など、全国各地に同じブランド名の元、同じ商品・サービスをチェーン店形式で提供するフランチャイズ。

未経験でもオーナーとなれるチャンスが得られるため、独立開業を目指す方なら1度は検討したことがあるのではないでしょうか?

ここでは飲食店を例に、フランチャイズで開業する際のメリット・デメリットについて紹介していきます。

 

フランチャイズ経営とは


フランチャイズ経営とは、フランチャイザーと呼ばれる大元の事業者と、事業を立ち上げようとするフランチャイジー(事業者)との間で結ばれる契約により、フランチャイザーがフランチャイジーに対し、自己の商標(ブランド名・ロゴマークなど)・経営手法・商品・接客技法など、事業運営に必要な全てのノウハウを使う権利を与えます。その見返りとして事業者はフランチャイザーに対価(ロイヤリティー)を支払うという仕組みを指します。
最も分かりやすい例として、ファミリーレストランが挙げられます。ファミリーレストランの各店舗オーナーは、あらかじめフランチャイザーが準備した仕組み(仕入れ・接客・集客・スタッフの教育など)のもと店舗を開業、運営する代わりに、フランチャイザーに一定額のロイヤリティーを支払っています。

 

フランチャイズで飲食店を開業するメリット


フランチャイズで飲食店を新規開業しようとする場合、以下のようなメリットが得られます。

 

店名に知名度があるため集客が見込める

既に名の知れたチェーン店であれば、開店当初から集客が期待できます。飲食店を選ぶお客さんの心境としては、安全で美味しい飲食店を選ぶために店名を知っているかどうかを無意識のうちに判断しているでしょう。そのためチェーン店のネームバリューがあれば、開業してすぐにでも集客できる期待値があります。さらに好評なブランド力があれば集客に大きく影響し、その後も軌道に乗った営業ができるでしょう。

運営補助を受けられる

運営に欠かせない集客はもちろんのこと、商品の開発・仕入れ、スタッフの教育など、必要に応じてサポートを受けることができるため、はじめて開業する方でも安心です。 また仕入れに関しては、フランチャイザー側で一度に食材を発注しているため、仕入先を1から開拓する心配もありません。

経営ノウハウが学べる

経営初心者でも、経営に必要なノウハウをしっかりと学ぶことができます。例えば料理人としてスキルをつけて開業したいと思う人の中にも、開業の準備となると何から始めていいものか、何が効率の良い営業方法なのか理解するまでは時間がかかります。フランチャイズの飲食店を経験することで標準化された経営ノウハウを得ることができます。この面がメリットになるでしょう。ただし、独自の手法を採用していることから、契約解消後に同業の開業を禁止しているケースがほとんどです。身につけるノウハウと契約解消後のキャリアについても考えておく必要があるでしょう。

 

フランチャイズで飲食店を開業するデメリット


一方、フランチャイズ経営で飲食店を新規開業しようとする場合は、以下のようなデメリットも考えられます。

 

利益に関係なくロイヤリティーの支払いをしなければいけない

利益が少ない時も、契約通りロイヤリティーを支払はなければいけません。ロイヤリティーの支払い方式はフランチャイザーによって異なりますが、売り上げ歩合制、定額制などが一般的です。

独自の経営方針を打ち出すことはできない

フランチャイズ経営では、原則フランチャイザーが示すマニュアルに沿った運営を行わなければいけません。よって、独自の経営方針を打ち出し、勝手に店舗デザインやメニューを変更することができないことケースがほとんどです。こちらは契約形態やフランチャイザーごとに状況が違うため契約の際に確認をすると良いでしょう。

本部のブランド名に左右される

万が一、フランチャイザー側で著しい減収があったり、マイナスなニュースが流れると、ブランド全体のイメージが低下し、フランチャイズ加盟店全体の収益にも悪影響を及ぼす可能性もあります。 特に飲食となると、消費者から食の安全性に関して注意が向けられるので、契約後も店舗ごとに細心の注意を払うべきでしょう。

以上のようにフランチャイズ経営は、はじめて開業しようとする方にとってもさまざまなメリットが得られますが、デメリットも踏まえしっかりと経営の仕組みを理解しておく必要があります。まずは、開業の目的や将来のビジョンを明確にし、フランチャイズに加盟するかどうかを検討していきましょう。

フードコーディネーターになるにはどうすればいいのか

フードコーディネーターは、健康や栄養に関する知識だけではなく、調理やビジネスに関する知識なども必要となります。飲食店や一般企業での経験を活かしつつフードコーディネーターとして活躍することが多いようです。

では、具体的にフードコーディネーターになるにはどうすればいいのでしょう? ここで詳しく説明していきましょう。

 

フードコーディネーターに必要なスキルとは?


フードコーディネーターと名乗り仕事をするために特別な資格は必要としませんが、食に関係する経験や資格を持たないまま仕事に就くケースはほとんどありません。
レストランなどの飲食店をはじめ、食品メーカーや調理器具メーカー、テレビや雑誌関連の仕事など、幅広い分野で活躍するフードコーディネーターには、幅広い知識と技術が求められます。

食材の特徴を活かした調理、製菓のスキルはもちろんのこと、マーケティング、経営、デザイン、店舗設計など、多岐に渡るスキルが求められる場合も。

さまざまな人と意見を交わして仕事を進めていくため、どんな場面でも円滑にコミュニケーションを図れるスキルも重要視されるでしょう。

 

フードコーディネーターとしてのスキルを身に付けるには?


フードコーディネーターになるためのスキルを身に付けるには、以下のような方法があります。

◆ 独学で学ぶ

フードコーディネーターとして仕事に就くために必要な知識は、市販のテキストや映像教材を使って独学で学ぶことも可能です。ただし、飲食店や食品メーカーなど、食に関連する仕事の経験がないまま学習を進めるのは、あまり効率が良い方法とは言えません。そのため独学で学ぶ場合は、食に関する仕事に就きながら知識を得て、スキルを身に付けていくことをおすすめします。

◆ 学校で学ぶ

フードコーディネーターを養成するカリキュラムのある専門学校で学ぶ他、通学、通信制のスクールにある「フードコーディネーター養成講座」を受講し、スキルを身に付ける方法もあります。もちろん、独学で学ぶよりも学費の負担が大きくなってしまいますが、フードコーディネーターに求められる知識とスキルを短期間で習得できるメリットがあります。

 

フードコーディネーターのスキルを証明するには


フードコーディネーターに必要な知識とスキル証明するには、NPO法人日本フードコーディネーター協会が実施する「フードコーディネーター資格認定試験」に合格し、フードコーディネーターの資格を取得しておく方法があります。

フードコーディネーター資格認定試験は、入門レベルの3級とアシスタントレベルの2級、プロとして独立可能な1級レベルの3つに分かれていますので、基礎から応用まで段階的に学んで行きたい方に適しています。

フードコーディネーターとして、幅広く仕事をしていこうとするときには、調理技術や食材に関する知識など食に関する仕事の経験が役に立つようになります。そのため、仕事と並行し、最新のトレンドに触れながらフードコーディネーターとしての知識とスキルを身に付けていくのが最も効率の良い学び方と言えるでしょう。

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